2010年11月09日

vol.10 what'sジカ[直]リグ?


2010年12月号のBasser(釣り人社)で公開した「ジカリグ」。既にもうご存知の方も多いと思いますが、漢字で書くと「直リグ」。そのネーミングは究極のショートダウンショットのイメージで、ラインをそのままフックのラインアイ付近に「直」接結ぶ事から、命名しました。
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そもそも、このジカリグは私がメーカーの撮影で2009年4月に韓国に行った時に、現地のスタッフに教えてもらったもので、韓国ではかなりベーシックに使われているとの事(韓国での呼び名はエビリグ)。韓国のバス釣り人口で大多数を占める岸釣りでは、テキサスリグよりも使用頻度が高い時も多いらしく、現地のショップでもリグがセットされた状態で販売されておりました。そして帰国早々、フィールドで試してみると、かなり良い手応えを持ち、フィーリング的にも非常に素晴らしいリグでした。但、このリグが持つコンセプトを明確にすれば、まだまだ沢山の改良の余地があったので、その旨潟Iーナーばりに相談したのが全ての始まりだったのです。そしてオーナーばり本社の営業企画会議で開発のOKが出て、早速テストを開始したのが2009年6月。そこから日本全国でのフィールドテストが始まります。その営業企画会議からBasser紙面での公開まで、実に1年と5カ月。そのスタート時点で、フックからシンカーに至るまで、全てオリジナルにこだわったデザインをする方向性で動き始めたので、それぐらいの開発期間がかかったのは仕方ありません。特にフィールドテストで重要視したのは、岸釣りからの使用感。琵琶湖でのボートからのテストは、普段のフィールドワークの中で十分にこなす事ができる分、あえて他のフィールドや岸釣りでのテストにかなりの時間を割きました。
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形状的にはテキサスリグとは、全く異なっており、簡単に言うとショートダウンショットの下糸部分を無くした態様。それ故、テキサスリグでは中々出せないワームのアクションが出るのです。さらにフォール姿勢では、シンカーが先にフォールし、その後を追うようにワームとラインが一直線になるので、カバーの中でのすりぬけが非常に素晴らしく、通常のテキサスリグ使用時比の30〜50%ぐらいのウエイトで同じ使用感を得る事ができました。これはGETNET−TV内の水中映像でも観る事ができると思いますが、普段のヘビテキでは21gのシンカーを使用していたのが、ジカリグでは10〜14gでカナダ藻ドームの天井をブチ破っており、少しポケット状になったところでは、それ以下のウエイトでも釣る事が可能でした。今回のGETNET−TV、No2では琵琶湖のカナダ藻でのジカリグを紹介させて頂きましたが、ヘビテキで獲れにくい魚を見事バイト!させる事ができるなど、本当に良く釣れました。
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しかし、このジカリグの凄いところは、実はオカッパリやリザーバー等のディープでの釣りで本領を発揮するのでは?との可能性を感じておりました。そんな期待を持って、北は八郎潟から西は熊本まで色々なフィールドでテストしてきた1年と5カ月間。次は、そんな日本全国でのテストで得たジカリグの開発秘話を紹介したいと思います。次号を御期待くださいね!
(杉戸繁伸船長)



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posted by 船長 at 21:52| 琵琶湖の船長

2010年03月30日

vol.9 春到来!ジャステキで「仏」のアクション発動中!!

2010年春、ついにシーズンINとなりました。今年の春こそはデカイのを釣ってやろう!!とシーズンINを楽しみにしていたアングラーは非常に多い事でしょう。年中釣りをしている私でも、やはり春は心ときめく季節でもあります。

さて、船長の春と言えば、今までは琵琶湖ガイドが一番忙しい時期でも有り、意外と他のレイクで釣りをする機会があまり無かったのが現実。しかし、今後は、GETNETで色んなルアーをデザイン、またテストしていくのも重要な仕事なので、皆さん御存知のとおり、昨年から時間を見つけては色んなフィールドに足を運んで、刺戟を受けております。

そんな各フィールドの状況を伺っていると、2月の極寒の野池でブリブリの魚を釣ってくるアングラーの釣り方に興味が沸きます。そのアングラーとはゴータ君中原豪太)。昨年、加西の野池でロケをしている時に、突然挨拶に現れた子で、それ以降、何かと一緒に釣りをするようになりました。
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初めて会った時、話題になったのが、ジャスターホッグ4.3のテキサスリグでの釣り。普段彼が行っている野池でサイズを狙う時は、かなり重宝しているとの事。彼は、真剣に野池でロクマルを狙っているアングラーなので、その話を真剣に聞いてしまったのが事の始まりです。野池でロクマル!もうこれだけでも、船長にとっては超!新鮮な話ですからね〜!!

そして2月になると、既に結果が出始め、極寒の野池でブリブリの50UPをGET。ヒットルアーは予告どおりジャスターホッグ4.3のテキサスリグでした。また釣りの内容も、まだまだ冬の色が濃い季節にも関わらず、シャローとディープを上手く組み合わせて釣ってくるところは流石の一言です。
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さらに3月になると、釣果も徐々に上向いて来た感じですが!野池の釣りは決して甘くはありません。特にサイズを狙うと、平気で坊主を食らう。そんなリスキーな春の野池で、彼が実践し確実に結果を出しているのがジャスターホッグ4.3のテキサスリグなんです。

ゴータ風、ジャステキの使い方は、シャローのカバー打ち。そしてもう一つが、ズル引きですが、特に船長がピンときたのがズル引きです。狙いは、沖のブレイク、または護岸の切れ目。そこをズル引きそしてステイ。もうこれだけでイメージは120%出来上がりますよね〜!!
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テキサスリグってあまりにも基本的なリグな為、話題になりにくい。このズル引きテクも同様。しかも、このズル引き、しっかりボトムにコンタクトするので、サーチしながら釣るにはとても効率的な釣り方なんです。
しかもジャスターホッグとの相性はとても良く、ズル引きしている最中にもパドルが揺れており、引くのを止めると、そのままパドルが斜め立ちとなるので、ステイ中にバイトを誘発。特にボトムがボコボコしているエリアでは、シンカーの動きがそのままジャスターのボディーに伝わり、さらにパドルへと伝わっていきます。その動きはシェイクなどの人為的な動きではなく、全く別物。十分魚を引き寄せる何かになっているのでしょう。

野池で破壊力を見せ付けたジャステキ。それに影響を受け、船長も琵琶湖で試してみる事に。
3月26日昼前後の数時間だけ、ジャステキのみで湖上に出てみます。狙うのは、野池の護岸の切れ目と同じようなロケーションで、水深は1〜1.5m。
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主にブロック等の切れ目付近をズル引きしながら、何かに当れば「ステイ⇔仏のアクション」。それを繰り返していると、意外と反応は早く出ます。
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当日は、かなり風が強く、水温が下がっているにも関わらず、あっさり58cmの3キロオーバーをGET。ズル引きして、少しステイを入れたら、ゴンと持っていくバイト。かなり気持ちの良い魚になりました。
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-タックルデータ-

ロッド:   シマノ・ファイナルディメンション・アンリミテッド 170M
リール:  シマノ・メタニュームMgDC7
ライン:  サンラインFCスナイパー14ポンド
ルアー:  GETNET ジャスターホッグ4,3(シナモンブルーフレーク)
フック:  カルティバ・スキニーリップ 3/0
シンカー: カンジーバレットシンカー 1/4OZ

カバーを撃っても良し。ズル引いても良し。ジャスターホッグ4.3のテキサスリグ。これからの季節、ますます面白くなるので、皆様も是非お試しください。

そして、ゴータ君のブログ、「 ゴータの野池往復ビンタ!! 」は殆ど日々更新されており、野池情報が満載なので、興味のある方は是非見て貰えればと思います。

最後に、4月10日前後にジャスターホッグ3.3が発売となりますが、4.3と上手に使い分けて貰えれば、色んな状況に対応できると思いますので、こちらの方もよろしくお願いします。

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posted by 船長 at 23:53| 琵琶湖の船長

2010年02月03日

vol.8 ジャスターホッグ3.3R&Dの日々

やはり気が付けばあっと言う間に、1月は終りで、2月はさらに早く過ぎることと思います。さて今まさにジャスターホッグ3.3の発売に向けて、商品もさる事ながら、その他の事務方の仕事に追われている毎日で、さすがに一人でブランドを立ち上げると、こうなるのか!!と日々勉強中でございます。
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 さてそんな中で、同時進行として、他のアイテムも時間が許す限り製作中で、夜に作ったものを、翌朝には琵琶湖で試す。そこで気が付いた事を、直ぐに工房に戻って手直ししてみる。これってルアー造りには最高の環境と思うが、ある反面エンドレス。
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 工房や水槽では最高でも、実際フィールドで投げてみると、案外ショボイ事も多いのが現実で、またさらなるエンドレスの世界に入ってしまう。この仕事に関わってから、24時間、頭から離れる事が無くなったのは事実。家族とテレビを見ていても、何気にデザインが浮かぶと、とりあえず工房で作業をしてしまう。本当はどこかで線を引くべきなんですが!!
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 そして今回のジャスターホッグ3.3に関しては、ある意味4.3の時と比べて、はるかに多くのフィールドでテスト。関東のタフレイクから全国各地の野池、川。そしてディープは10〜15mのリザーバーでチェック。琵琶湖は南湖に限らず北湖も入れた全域でテストしてきました。
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単なるジャスターホッグ4.3のダウンサイジングではなく、3.3のオリジナルのパワーを引きだしたい。そんな思いが強くて、あえて普段行かない初めてのフィールドにも足を運んだ感じです。
そんな状況で、生まれたての3.3プロトをテストする訳ですから、色んな意味でかなり信用していないと釣り続ける事ができません。だからと言って、自己満ルアーにはしたくないので、客観的な目も必要で、気になるところは、思い切って土壇場でもデザインを変更しました。
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しかし、この土壇場での変更は、有る意味かなり危険な勝負で、変更して悪くなる事も多々あります。もし悪くなれば、経費を圧迫し、貴重な時間がロスト。発売時期も数ヶ月遅れるので、今の私の状態では眠れぬ日々が続く訳ですが、今回は何とか上手くいったので、まだ何とか先に進めております。
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「踊る大捜査線」ではありませんが、GETNETは今もこれからの超現場主義で先に進んでいきたい。現場で起こっている事に、現場で耳を傾け、現場でトライする。その為には、やはり現場に足を運ぶ事を忘れず、フィールドワークを大切にしていきたいと思います。
そして今回は、そんなフィールドワークの一部を映像に納めているので、是非ご覧ください。
(*Research and development=R&D:研究開発)




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posted by 船長 at 00:13| 琵琶湖の船長